ADHDの私が夜中のお風呂をやめられた3つの工夫|40代主婦の体験談
夜になってから、
「そろそろお風呂に入らなきゃ」と思っているのに、
気づいたらもう23時、ひどい日は日付が変わっている——
そんなこと、ありませんか?
私はずっと、
「だらしないからだ」
「意志が弱いからだ」
そうやって自分を責めていました。
でも40代になって気づいたんです。
夜中までお風呂に入れないのは、性格の問題ではなく、
**ADHD気質による“つまずきやすいポイント”**だったということに。
実際に私も、
毎晩のように深夜入浴をしては翌朝ぐったり…
「この生活、いつまで続くんだろう」と不安になっていました。
そんな私が、
ちょっとした工夫を3つ取り入れただけで
夜中のお風呂生活から抜け出せるようになりました。
この記事では、
ADHD気質の40代主婦である私が
「夜中のお風呂」をやめられた具体的な方法を、
同じように悩んでいる方に向けて正直にお伝えします。
なぜ私は夜中までお風呂に入れなかったのか
「今日は早めにお風呂に入ろう」
そう思っている日は、実は毎日のようにありました。
それなのに、夕食後から夜にかけて
気力が一気に落ちてしまい、
テーブルの椅子に座ったまま動けなくなる。
少しだけのつもりでスマホを触ると、
気づけば時間が一気に過ぎていて、
「もうこんな時間…」と焦る。
それでも体は重く、
「今から入るのもしんどい」
「もう少し休んでからにしよう」
そうやって先延ばしを繰り返していました。
頭の中ではずっと
「お風呂に入らなきゃ」が鳴り続けているのに、
体がまったくついてこない。
今振り返ると、
これは“やる気がない”のではなく、
ADHD気質による切り替えの難しさだったんだと思います。
行動を始めるスイッチが入らないまま時間だけが過ぎ、
結果として、夜中のお風呂が当たり前になっていました。
工夫①「時間を“感覚”で判断するのをやめた」
以前の私は、
「そろそろかな?」
「まだ大丈夫そう」
と、時間を感覚だけで判断していました。
でもADHD気質の私にとって、
この「感覚」はまったく当てになりません。
仕事から帰ると19時ごろから食事が終わり
スマホを見ていると、
5分のつもりが30分、
30分のつもりが1時間。
気づいたときには
「もうこんな時間!」と焦って、食器洗いをして
そこから一気にやる気がなくなってしまう…。
そんなことの繰り返しでした。
そこでやめたのが、
「◯時になったら入る」という決め方です。
代わりにやったのは、
**「音が鳴ったらお風呂に行く」**という方法。
キッチンタイマーやアラームをセットして、
鳴ったら何も考えずに立ち上がる。
それだけです。
時間を判断する役目を、
自分の頭から“道具”に任せたことで、
迷う時間がなくなり、
お風呂に入るまでのハードルが下がりました。
私はスマホのアラームではなく、
シンプルなタイマータイマーを使っています。
スマホを触るきっかけにならないのが、
私には合っていました。
|
|
工夫② スマホを「物理的に遠ざけた」
夜中までお風呂に入れなかった一番の原因は、
やっぱりスマホでした。
「少しだけ見るつもり」が、
いつの間にかやめ時が分からなくなり、
気づけば時間だけが過ぎていく。
何度も
「今日は触らないようにしよう」
と決めましたが、うまくいきませんでした。
でもあるとき、
これは意志の問題じゃないと割り切ることにしました。
スマホを、
見えない・手が届かない場所に置く。
充電場所も別の部屋に移しました。
すると、
わざわざ取りに行ってまで
スマホを見ることがほとんどなくなり、
行動の切り替えがしやすくなりました。
夜はスマホを
フタ付きの収納ボックスに入れています。
▶︎【夜のスマホ置き場に使っている収納はこちら】
|
|
工夫③「お風呂に入る前のルーティンを固定した」
以前は、
「まず何をしよう」と毎回考えていました。
でもADHD気質の私にとって、
この「考える時間」そのものが負担だったんです。
そこで、
帰宅後〜お風呂までの流れを
できるだけシンプルに固定しました。
- 帰宅したら服を決まった場所に置く
- タオルと着替えを先に準備する
- そのままお風呂へ行く
行動をセット化することで、
迷わず動けるようになりました。
タオルや着替えを
まとめて置ける場所を作ったのも助けになりました。
|
|
それでも、うまくいかない日があります
正直に言うと、
今でも毎日完璧にできているわけではありません。
疲れている日、イライラしてる日、
体調がいまいちな日、
どうしても無理な日もあります。
そんな日は、
また夜中のお風呂になってしまうこともあります。
でも今は、
自分を責めなくなりました。
「今日は無理だった」
「また明日戻せばいい」
そう思えるだけで、
気持ちがとてもラクになりました。
完璧じゃなくていい。
戻れる仕組みがあれば大丈夫。
私はそう感じています。
まとめ
夜中のお風呂が続いていた頃、
私はずっと「自分がだらしないから」だと思っていました。
でも今は、
それは性格ではなく、
仕組みが合っていなかっただけだと思っています。
- 時間は感覚で判断しない
- スマホは意志で我慢しない
- 行動は考えなくていい形にする
もし今、
「今日もまた夜中のお風呂になりそう…」
と感じているなら、
ひとつだけでも試してみてください。
あなたの毎日が、
少しでもラクになりますように。
🌿 夜がしんどいあなたへ
夜になると動けなくなる、
やることがあるのに体がついてこない…。
このブログでは、
ADHD気質の40代女性が
毎日を少しラクにするための工夫を
体験談ベースでまとめています。
👉夜がしんどい方へ|関連記事をまとめました